八ヶ岳 2話 赤岳へ
赤岳。
八ヶ岳の最高峰。
文三郎道を直登しピークを狙う。
美しい。
ハイドレーションにたっぷり水を入れザックへ。
ウインドシェルやレインウェアも。
トレッキングポールは岩場が多いので置いていく。
JETBOILも置いていって行動食のみ。
最低限の装備でザックをコンプレッションし5:30登山開始!
ある程度登ったところで遠くを見るとすでに雲の上にいた。
こんなところで驚いている場合ではない。
山頂はもっと凄いはずだ。
とは言え週斜面なのは変わらないわけで階段でもけっこう怖い。
今回は行かないがこの尾根を歩いていけば阿弥陀岳に登れる。
下の黒い影は赤岳の影。
下から登山者が登ってきている。
話をすると赤岳鉱泉からやって来たそうだ。
この三人とはペースが同じくらいで、最後まで似たペースで歩くことになった。
写真とかもとってもらった♪
信じられるのは自分だけ。
3,000mに近い現実離れした絶景の中でふと思う。
何でここにいるんだ?ここで何してる?
余計なことは考えなくていい。
さぁ、進むぞ。
それも雲海の中に。
雲海から頭を出す富士山。
もう、ほんとにもう!凄い!!!
絶景もそうだけど、落ちたら大変なところもあるので緊張感もあり頭が完全に馬鹿になってる。
絶景を見回し写真を撮る。そしてまた絶景を見回し写真を撮る。そしてまた…
もうホント馬鹿。
ひゃ〜〜〜〜〜っほ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
とうとう赤岳をこの手に!
報われない人がほとんどだ。
4ヶ月前リハビリで登山を始めた頃、歩くのもまだぎこちなく、階段は手すりを使って登る事も多々あった。
その時々のあこがれの山を登りたいがためにしてきた日々のトレーニングと登山。
そしてとうとう赤岳山頂に立つ。
努力はたまには報われるんだな。
3話につづく
by keen45
| 2016-06-25 23:47
| 登山